
『エミール』を読む
苫野 一徳
岩波書店 / 2024-03-08
累計読者数3
平均ハイライト数 13.3件/人
推定読了時間 約3時間1分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%
この本について
子ども相手でも部下相手でも、「言わないと動かない…」みたいな場面ってありますよね。つい細かく指示したくなるけれど、それを続けるほど相手の呼吸まで奪っていく感じがして、あとから自己嫌悪になることがあります。ぼく自身、何かを教えようとするほど空回りしてしまう時期がありました。 『エミール』を読むを手に取って刺さったのは、「自然に任せる」とか「放任する」という話ではなく、もっと具体的に“子ども(相手)の力が働く余白をどうつくるか”が語られていたところです。例えば、何でも先回りして奪わないこと、自分で選び動いた経験がその後の自由につながること、遊びや失敗の中にこそ本物の学びがあること。どれも現場のイライラや不安に直接触れてくる言葉でした。 この本は、教育についての名著を丁寧に読み解きながら、「口出ししすぎる不安」と「任せる怖さ」のあいだで揺れる人に、少しだけ違う風の通し方を示してくれます。子どもに限らず、誰かの成長に関わる立場の人なら、自分の行動が変わるきっかけになると思います。 「見守りたいけど、どう見守ればいいのか分からない」という人に静かに効く一冊です。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
今日の教育に最も大きな影響を与え,広く知られる名著『エミール』.その中身は今なお驚くほど新しく,みずみずしい魅力にあふれている.この作品をどう味わい,どうわたしたちの思考に取り込み現実の教育に役立てるか.ルソーに惚れ込む気鋭の教育哲学者が,やさしく,そして情熱的に語る.『エミール』入門の決定版.
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