
教養としての最恐怪談 古事記からTikTokまで
吉田悠軌
ワン・パブリッシング / 2024-07-16
累計読者数3
平均ハイライト数 4.3件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 28/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%
この本について
ときどき、自分の中に説明しづらい不安があって、でもそれがどこから来ているのかよく分からないことがあります。昔話や怪談に触れると妙にざわつくのも、その正体がつかめないせいで、なんとなく距離を置いてしまう人もいるかもしれません。 この本は、そうした「理由の分からない不安」に輪郭を与えてくれます。たとえば、ザシキワラシの裏側にある間引きの話や、赤い女と白い女が実は同じ“母の恐怖”から派生しているという視点など、怪談がただの怪談じゃなく、人の暮らしの中で生まれた“説明しきれない感情の置き場”だったことが見えてきます。雪女が実は東京の話だった、というような意外な裏取りもあって、自分が当たり前だと思っていたイメージがひっくり返る感覚もあります。口裂け女の元ネタを櫛の話から読み解くあたりも、怪異と生活文化がどこでつながるのかが分かってくるのが面白いところです。 怪談好きに限らず、「自分の中のモヤモヤの正体を言語化したい人」に刺さる本だと思います。怖がらせるための話ではなく、なぜ人はこういう物語を必要としたのかという目線で読むと、少しだけ自分の感情の扱い方が変わっていくはずです。
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出版社による紹介
イザナミの祟り、四谷怪談、雪女、牛の首、口裂け女、生き人形、きさらぎ駅、そしてバックルーム……。気鋭の怪談研究家が名だたる「怖い話」を厳選し、その恐怖の歴史的、文学的系譜を解説する。本書を通じて、日本の「こわい」を知るべし!
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