
文章は、「転」。
近藤康太郎
フォレスト出版 / 2024-09-20
累計読者数12
平均ハイライト数 15.7件/人
推定読了時間 約2時間46分
star総合評価 62/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 55%
この本について
文章を書こうとすると、どうしても自分の「考えていること」をそのまま書こうとして、手が止まることがありませんか。あるいは、気合いを入れた原稿なのに、読み返すと妙に重くて、どこが悪いのか分からないまま悩んでしまう。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が効くのは、「見えていなかった原因」に静かに光を当ててくれるところです。余計な語を削ると読みやすくなる、という一般論ではなく、なぜ削るべきなのかを、数詞や固有名詞、常套表現といった具体的な部位から示してくれる。さらに、文章は思考を運ぶものであって、書いたあとに初めて自分の考えが形になる、という視点も新鮮でした。感性を鍛えること=世界の受け取り方を変えることだ、と言い切るあたりも、読み手の背中を静かに押します。 読みながら、「自分はまだ何も見えていなかったのかもしれない」と思う瞬間が何度もありました。紙の本を触りながら目覚めるシーンの話も、五感をひらくことが文章の土台なんだと実感させてくれます。 文章をどう整えるかだけでなく、「自分の感覚そのものを耕したい」と思っている人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
■朝日新聞の名文記者による、 相手の心に響く文章を書けるようになるための 「感性の鍛え方」を解説する本。 ■AIに「起」「承」は書けても、「転」は書けない―。 これからの時代は誰でもAIで文章を書けるようになります。 しかし、AIには「起」「承」は書けても、「転」は書けません。 なぜなら、ある事象に直面して、自分がどう感じ取ったか、 なにを考えたか。そこが転になるからです。 だから本質的なのは〈自分〉です。要は、〈生き方〉です。 自分は、いままでどう生きてきたのか、そここそが、問われる。 ■数多ある文章術に関する書籍の中でも、 本書は文章を書く前提として、ものを感じる力、 五感を鍛えることの大切さに焦点をあてています。 「文豪の五感を味わう名文」や「著者が添削した例文」など を多数掲載し、具体的にどこをどう直すと読みやすくなるのか、 相手の心をうつのか、わかりやすく解説します。 ■また本書は 「感性を磨くことで、生きることが楽しくなる」 ことに気づく思想書でもあります。 「世界は美しく、人生は甘美だ。」 仏陀は、亡くなるときにそう言った。 この本の最終的な目的も、そのつぶやきを発する自分を、 予感することにある。 さあ、言葉によって世界の解像度を高くする 「感性の筋トレ」を始めてみましょう。 ■目次 ・第1章 前提篇 型を覚えるストレッチ ・第2章 準備篇 感性は鍛えられる ・第3章 理論篇 名作で味わう文豪の五感 ・第4章 実践篇 ある日、文章塾にて ・第5章 応用篇 感性を磨く習慣づくり ・おわりに 出典一覧
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