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スマートシティとキノコとブッダ 人間中心「ではない」デザインの思考法

スマートシティとキノコとブッダ 人間中心「ではない」デザインの思考法

中西 泰人、本江 正茂、石川 初

累計読者数5
平均ハイライト数 38.2件/人
star総合評価 58/100
start序盤集中型
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この本について

最近、テクノロジーや環境の変化を前に「自分の考え方がどこか狭くなっている気がする」「人間中心で考える癖が抜けなくて、答えが行き詰まる」と感じることがありました。便利さは増えているのに、視野はむしろ縮んでいるような感覚です。 この本は、そんなモヤモヤに対して“もっと別の見方があるよ”と静かに教えてくれます。たとえば、上下逆さまの絵を描く話は、思い込みを外すってこういう具体的な感覚なんだと腑に落ちましたし、レコメンドに導かれて動く自分の行動を「スマホを運ぶメディア」と言い切る視点には、ちょっと苦笑いしつつも心当たりがあるはずです。さらに、人間以外の存在や環境全体をひとつの知性として見る考え方に触れると、「中心に立ちたがる自分」の前提がそもそも揺らぎます。 私にとっては、答えを遠くから探しに行くのではなく、手元のものから新しい意味が立ち上がる感覚を丁寧に思い出させてくれる本でした。「いまあるモノで何か作ろうか?」という、あの家庭料理の比喩がまさにそれです。完璧な設計図より、観察しながら手を動かすプロセスにこそ未来があるのかもしれません。 人間中心で考えることにちょっと窮屈さを覚えている人にとくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

発見的・開眼的に思考/試行せよ。 未来の都市像「スマートシティ」は、どのようにデザインされ、どのように人々に生きられるのか? 本書では、その構想のために「人類とは異なる知性の象徴としてのキノコ」と「人類を超越した知性の象徴としてのブッダ」を召喚。現在の人間と都市と社会を相対化し、人間中心「ではない」アプローチで世界を捉え直す探求の道を、地中と宇宙から照らし出します。 本書が提唱する思考法のポイントは、東洋/日本的な知のあり方である「無分別智」を身につけ、「今ここ、目の前にあるモノやコトの価値を新たに見出し(発見的)」、「その価値を別のところへ結びつけ、さらなる価値を生み出す(開眼的)」こと。さまざまな分野の先駆者たちとの対話を軸に、人間中心主義を超えるデザインのための理論、実例、練習問題を展開する一冊です。
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