
天然知能 (講談社選書メチエ)
郡司ペギオ幸夫
講談社 / 2019-01-12
累計読者数8
平均ハイライト数 16.4件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
最近、周りの目ばかり気にしてしまって、自分の判断がどんどん狭くなっていく感じがありませんか。自分に都合のいい情報だけ拾って、世界を小さくまとめてしまうあの感覚です。仕事でも人間関係でも、「見えている範囲」で処理しようとすると、かえって身動きが取れなくなるんですよね。 『天然知能』は、その窮屈さを少しゆるめてくれる本でした。著者が言う「一・五人称的知性」は、自分には知覚できていない外側の存在を、いきなり理解しようとせずに、とりあえず受け容れる態度のこと。たとえば、用途が決まっていないものを前にしても、とりあえず「何だろう」と留まる余白を持つ。あるいは、目の前の出来事に自分の評価軸だけで即座に意味づけせず、「自分の知らない向こう側があるかもしれない」と思ってみる。そんな小さな姿勢の変化が、意外と創造性や、人との関わりのしやすさに効いてくるんだなと感じました。 この本は、何かを変えようと意気込むタイプよりも、「最近ちょっと世界が平坦に見えてきたな」と感じている人に刺さると思います。自分の内側だけで完結してしまう日々から、もう一歩だけ外側へ出るための視点をくれる一冊でした。
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出版社による紹介
「考えるな、感じろ」とブルース・リーは言った。計算を間違い、マニュアルを守れず、ふと何かが降りてくる。すべて知性の賜物である。今こそ天然知能を解放しよう。人工知能と対立するのではなく、想像もつかない「外部」と邂逅するために。
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