
TRANSFORMED イノベーションを起こし真のDXへと導くプロダクトモデル
マーティ・ケーガン、横道稔
日本能率協会マネジメントセンター / 2024-09-30
この本について
プロダクトの現場にいて、「結局、何から変えればいいんだろう…」と立ち止まる瞬間ってありますよね。作り方を変えるのか、戦略を変えるのか、そもそも問題設定が間違っているのか。自分もプロジェクトとプロダクトの間で揺れ続けてきたので、このあたりのモヤモヤはよく分かります。 この本が響くのは、プロダクト開発を“作業の改善”としてではなく、「作り方」「問題解決の方法」「解くべき問題の決め方」という三つの視点で捉え直せるところです。特に、組織がいきなり全体で変われない現実を踏まえつつ、パイロットチームから始めるという地に足のついたアプローチは、読んでいて妙に安心しました。また、顧客・データ・ステークホルダーへの直接アクセスを前提にする働き方や、営業と一緒に顧客の前に立つことで信頼を生むといった具体的な行動に落ちている点も、日常の悩みに寄り添ってくれます。 さらに刺さったのは、ロードマップが「作るもののリスト」になっている状態への違和感を、そのまま言語化してくれているところです。解くべき問題にフォーカスし直すだけで、チームの優先順位や議論の質が変わる。現場でくすぶっていた“このままでいいのか感”が整理されていく感覚がありました。 プロダクトを良くしたいのに、今のやり方のままでは限界を感じている人にとって、一度立ち止まって視点を入れ替えるきっかけになる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
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