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Voice 2024年12月号

Voice 2024年12月号

Voice編集部

PHP研究所 / 2024-11-06

累計読者数3
平均ハイライト数 6.3件/人
推定読了時間 約4時間59分
star総合評価 56/100
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この本について

政治のニュースを見るたびに、自分は何をどう捉えればいいのかよく分からないまま、ざらっとした不安だけが残ることってありますよね。自分の立場を強く主張したいわけでもないけれど、世界がこんなに揺れているのに距離を取り続けていいのか、どこかで後ろめたさがある…そんなときに、この『Voice 2024年12月号』はけっこう助けになりました。 特徴的なのは、派手な主張よりも「なぜ今の世界がこうなっているのか」を淡々と積み上げていくところです。たとえば、トランプ支持が一枚岩ではなく、アイデンティティの問題やエリート層への反発が複雑に絡んでいること。あるいは、移民が米国社会でどう存在感を高め、宗教やコミュニティがどんな形で政治に影響を与えているのか、といった具体的な動きが丹念に描かれています。ニュースの断片だけでは見えない背景が順番に整理されていくので、世界の動きに対して「自分の中で説明できる感覚」が少し戻ってくるんですよね。 しかも、宗教や圧力団体の話題のように一見遠いテーマも、「米国政治は国内の多層的な力のせめぎ合いで形づくられている」という視点で読むと、不思議と腑に落ちます。単純な善悪や右左ではなく、人の帰属意識や歴史的な背景がどう作用しているのかを知ることで、日々のニュースに向き合う姿勢が変わってきます。 世界のことを理解したいけれど、イデオロギー論争には疲れた…そんな人に静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

特集1は「宗教が動かす国際政治」。国際政治を揺るがす出来事には多くの場合、宗教の要素が色濃く存在しています。現在戦火を交えるロシアとウクライナは、正教会世界における位置づけをめぐって長年複雑な関係にありました。ガザ戦争の当事者であるハマスとイスラエルはもちろん、アメリカやイラン、アラブ諸国といった関係国もそれぞれに一筋縄ではいかない宗教的背景を抱えています。そして、分断が顕著な米国社会の本質を理解するうえでは、福音派を中心とする宗教右派に着目しないわけにはいきません。宗教だけが政治や社会を動かす要因ではありませんが、他方で、現代世界における宗教の影響を無視することはできません。本特集では、政治と宗教の相互作用、現代世界における宗教の位置づけや影響力などを多面的に考察します。「宗教再台頭時代」について議論する池内恵氏と松本佐保氏の対談、アメリカにおける福音派やカトリック知識人の影響力を考察する会田弘継氏と藤本龍児氏の対談のほか、経営学者の入山章栄氏のインタビューも掲載しています。第2特集は「石破政権の強さと弱さ」。10月27日の衆院選で厳しい審判が下された石破政権の実像と課題に迫ります。なかでも石破茂首相は「保守」なのかを問う先崎彰容氏の論考は必読です。巻頭には、アメリカの民主主義の堕落を指摘するスティーブン・レビツキー氏のインタビューを掲載しています。 【PHP研究所】
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