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GOAT Summer 2025

GOAT Summer 2025

朝井リョウ, 一穂ミチ, and 野崎まど

累計読者数5
平均ハイライト数 6.4件/人
star総合評価 43/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 27%

この本について

最近、人の「悪意」とか社会の空気みたいなものに振り回されている感覚がありませんか。誰が悪いのか考えても堂々巡りで、でも自分の心の動きも説明しきれないまま、なんとなく疲れてしまう。僕も同じで、結局「人ってどこまで理解し合えるんだろう」と立ち止まることがよくあります。 『GOAT Summer 2025』は、そのモヤモヤに直接答えをくれる本ではありません。でも、人が集まったときに何が起きるのか、悪意と無自覚の境目はどこにあるのか、私たちはどんな基準で世界を見ているのか――そういう曖昧な部分を、物語を通して一歩引いて眺められるようにしてくれます。巨大な悪が「個人の悪意」ではなくシステムの振幅から生まれるという視点や、他人の悪意を過剰に解釈しすぎる前に「自分の基準をどう整えるか」に目を向ける姿勢など、読みながら静かに頭の中の焦点が変わっていく感じがありました。 特に、期待しなくなれば優しくなれるけれど、期待してしまうからこそ怒ってしまうという告白のような一節は、自分の中の矛盾にそっと灯りを当てられた気がしました。分断を「細部が見えるようになる過程」として捉える視点も、単純な善悪で語れない世界の複雑さに少しだけ耐えられるヒントになります。 人との距離感に悩んでいる人、社会の空気に敏感でしんどくなる人、あるいは自分の基準をもう一度つくり直したい人に静かに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

特集は「悪」と「旅」。朝井リョウが”究極の黒い紙”にインスパイアされて執筆した短編を掲載。加藤シゲアキが選考委員長をつとめる文学賞の受賞作発表、藤ヶ谷太輔の連載、花澤香菜・梶裕貴と東川篤哉の対談など。
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