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ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

ラストインタビュー―藤島ジュリー景子との47時間―

早見和真

累計読者数3
平均ハイライト数 7.3件/人
star総合評価 43/100
boltライト読書型

この本について

仕事でも人間関係でも、自分の感覚と周りの反応がズレているような気がして、どこで何を信じればいいのか途方に暮れる瞬間ってありますよね。正しさを主張すればするほど、逆に自分がゆがんでいくような感覚を覚えることもあるし、誰かを支えたい気持ちと、そんな自分の疲労の折り合いがつかなくなることもある。僕自身、このあたりのモヤモヤから抜け出せないまま日々を過ごしています。 『ラストインタビュー』は、あの大きな騒動の“裏側を暴く本”というより、むしろ「人はどれだけ揺らいでしまうのか」「それでもどう踏みとどまろうとするのか」に焦点がある本でした。印象的だったのは、自分の正義のために無意識のうちに物語を塗り替えてしまう人間の弱さの話や、長く続く関係に必要なのは仲の良さではなく仕事への姿勢だという現実的な視点。それから、誰かの人生を背負ってしまったときに生まれる苦しさや、支えてくれる人がそばにいることでどうにか呼吸ができるようになる場面のリアリティも刺さりました。 読んでいて思ったのは、これは「立場の強い人の告白」ではなく、むしろ一人の人間が自分の混乱と向き合う過程を、そのまま差し出した記録に近いということです。だからこそ、自分がいま抱えているしんどさの輪郭を静かに照らしてくれるような読後感がありました。 組織の中で揺れ続けている人、正義と現実の間で折り合いをつけられずにいる人には、特に刺さると思います。

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