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イノセント・デイズ(新潮文庫)

イノセント・デイズ(新潮文庫)

早見和真

新潮社 / 2014-08-22

累計読者数5
平均ハイライト数 1.4件/人
推定読了時間 約4時間56分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 50%

この本について

人と接していると、「自分はちゃんと相手を理解できているんだろうか」と不安になることがあります。言葉にしてくれれば簡単なのに、相手も本音をうまく出せないまま、こちらも踏み込みきれない。仕事でも日常でも、この距離の取り方に悩むことって少なくないと思います。 『イノセント・デイズ』の抜粋が刺さるのは、この“わからなさ”を避けずに描いているからだと思います。正義と真実がズレたまま進んでいく場面や、言葉よりも行間の切実さが人を動かしていく描写を読むと、こちらまで「自分は目の前の人の気持ちを想像できているか?」と立ち止まらされます。また、裁判のシーンでは、制度や手続きの裏にいる“当事者”の重さが静かに迫ってきて、判断する側とされる側の視点が一つではないことを実感させられます。 ドラマチックに人生を変えるタイプの本ではないですが、誰かに向き合う時の姿勢を少しだけ整えてくれる一冊です。特に「人の本音が読めないまま関係がぎこちなくなる人」に刺さると思います。こういう物語に時間を預けられると、現実の人間関係にも、少しだけ静かな余白が生まれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

殺されたのは三人だった。幸乃の元恋人だった男の妻とまだ一歳の双子の姉妹。なぜあの夜、火は放たれたのか? たったひとり幸乃の無実を信じ、最後まで味方であり続けようとする男。なぜ彼は、幸乃を信じることができるのか? すべてを知らされたときあなたは、真実を受け入れることができるだろうか? 衝撃指数極大値。圧倒的長編。
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