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目標という幻想 未知なる成果をもたらす、〈オープンエンド〉なアプローチ

目標という幻想 未知なる成果をもたらす、〈オープンエンド〉なアプローチ

ケネス・スタンリー, ジョエル・リーマン, 岡 瑞起(監修), 牧尾 晴喜, 岡 瑞起, and 鈴木 健

ビー・エヌ・エヌ / 2025-07

累計読者数3
平均ハイライト数 28件/人
star総合評価 51/100
start序盤集中型
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この本について

仕事でも私生活でも、「目標を決めたはずなのに、なぜか動きが鈍る」みたいな瞬間ってありませんか。ちゃんと決めたほうがいいと思いつつ、決めれば決めるほど身動きがとれなくなるあの感覚。自分だけの問題だと思っていたら、どうやら仕組みそのものに限界があるらしい……と気づかせてくれたのが、この本でした。 この本がおもしろいのは、「目標を捨てろ」と言っているわけではなく、そもそも大胆な成果って、事前に描いたゴールとは別のところから生まれる、というごく現実的な視点を提示してくれるところです。目標を追いかけるほど袋小路に入りやすい理由が、ロボット実験や新規性探索の話を通して腑に落ちるし、逆に「面白さ」や「直感」がどれだけ長期のエネルギー源になるのかも実感として理解できます。目的意識を捨てなくていい、ただ探索のやり方を少し変えるだけで世界の見え方が変わる、そんな感覚が残ります。 特に、自分のキャリアや創作の方向性にモヤモヤしている人ほど響くと思います。新しいフロンティアは、いまいる場所を少しずらした先にしか現れない──そんな当たり前なのに忘れていたことを、静かに思い出させてくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

この世界には彷徨うことでしか辿り着けない場所がある。 AIの飛躍的な進化を導く科学者らが探り当てた、オープンエンドネス〈終わりなき探索〉というコンセプト──「最高の目標を達成するには、それを捨て去る覚悟が必要だ」。AIを変えたアプローチは、目標志向で進む研究や開発のみならず、芸術、教育、組織、生活、その多くを変えることができるかもしれない。 本書の原書(米国版)が出版されたのは2015年のこと。「目標を設定しないことで、むしろ価値ある結果に至る」という、AI研究の中で得た知見の汎用性に気付いた著者らは、分野を超え、すべての人に向けて、易しい言葉で本書を執筆しました。この逆説は、多くの専門家に転機をもたらし、AI研究の核にも据えられています。しかし、いまだ多くの物事が「目標」に囚われ、私たちは目標から逆算して動くことが常になっています。もちろんなかには定めるべき目標もありますが、目標が野心的であればあるほど、それは偽りのコンパスに頼るようなもの。 事前に目的地を定め、できるだけ最短距離で目指す旅は、創造的な探求にはなりえません。あえて目標をもたないことでこそ、偶発的な出会いや予測不能な創造が連鎖し、計画的には到達しえなかった価値や視点が立ち現れてきます。本書が示すのは、そうしたプロセスを肯定する視座であり、創造性を開く構造としてのオープンエンドネスです。 あなたが興味をひかれてゆく道と、また別の道を誰かがゆくことの価値に思いを馳せて。今一度、創造的な社会の指針にしたい一冊です。
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