
「目標が持てない時代」のキャリアデザイン 限界を突破する4つのステップ (日本経済新聞出版)
片岡裕司, 阿由葉隆, and 北村祐三
日経BP / 2021-09-10
この本について
キャリアについて考えるとき、「目標ってそもそもどう立てればいいんだろう」「やりたいことがあるような、ないような…」みたいなモヤモヤがずっと居座ることがあります。自分もよくこの渋滞にハマってしまうのですが、そんなときに少し風通しがよくなったのがこの本でした。 印象的だったのは、偶然を待つんじゃなくて“棚を増やしつつ、どこで待つかは自分で決める”という考え方です。行動の量だけ増やしても迷子になるだけで、だからこそ「何を変えないか」「何を大切にするか」という軸が必要になる。とはいえ、その軸も一度決めたら終わりではなく、樹木みたいに育てていけばいい。こういう“重すぎない軸の持ち方”は、肩に力が入りがちな時期ほど助けになります。 それに、この本は目標そのものを重く扱わないのがいいところです。達成して終わり、という線路型の話ではなく、目標喪失が前提の時代だからこそ、目標を次々つくり直す発想に切り替える。興味のあることの中からすぐ動けるものを一つつまんでみるだけでも、ちょっとした新しい景色が生まれる。その“実験”の積み重ねが、結果的に自分らしいキャリアを形づくっていく流れになっています。 目標が見つからなくて焦っている人よりも、「焦るほどじゃないけど、このままの延長に未来が見えない」と感じる人に特に刺さる本だと思います。自分の立っている場所を少しだけずらすと、意外と動きやすくなるんだなと実感させてくれました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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