
株で儲けたきゃ「社長」を見ろ! いちばん大切なのに誰も教えてくれない投資の王道 (PHPビジネス新書)
田端 信太郎
PHP研究所 / 2025-07-30
この本について
仕事でも投資でも、結局「人を見るのがいちばん難しい」と感じることがありませんか。数字やニュースは追えるのに、社長のキャラや動き方をどう解釈すればいいのか分からないまま、判断に迷うことが多い。自分もずっとそこにモヤモヤを抱えていました。 この本が面白いのは、社長を「好き嫌い」で見るのではなく、どんな背景や飢餓感を持った人物なのか、そしてその気質が会社にどう影響するのかという“読み方”をくれるところです。たとえば、創業オーナー社長が異様なほど強烈なのは、性格だけでなく「所有と経営の一致」という構造が生む必然だという視点。社長が変われば会社が変わる、という当たり前のことを、ここまで具体的に腹落ちさせてくれる本は多くありません。 また、読者が保存していた抜粋を見ていて感じるのは、多くが「人の動機づけ」や「権力の限界」に関するものだということです。トップの任期が長すぎると腐る話や、優秀なイエスマンの定義、恥を使ったガバナンス改革など、どれも現場の肌感とリンクしやすい。投資本と言いつつ、組織で働く人ならそのまま自分の職場に置き換えられる内容が多いのも読みやすい理由だと思います。 社長という存在を“偶像”ではなく“変化の震源地”として観察する視点を持てるだけで、企業の見え方はだいぶ変わります。創業者の変人性に振り回されるのも、サラリーマン社長の限界も、単なる印象論ではなく構造として理解できる。本書は、そんな視点のアップデートを求めている人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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