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数学者に「終活」という解はない (講談社+α新書)

数学者に「終活」という解はない (講談社+α新書)

秋山仁

講談社 / 2025-10-09

累計読者数6
平均ハイライト数 27.3件/人
推定読了時間 約2時間54分
star総合評価 66/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 36%

この本について

年齢を重ねるほど、「このまま惰性で生きてしまうんじゃないか」とか、「自分はただ“存在”してるだけなんじゃないか」と不安になることがあります。周りと比べて焦ったり、効率ばかり気にして行動が小さくなったり、やりたいことがあっても遅い気がして手が出ない。僕自身、40代の手前あたりからそういうモヤモヤが増えてきました。 この本の面白いところは、「終活」という言葉から連想する湿っぽさがまったくなくて、むしろ“どう生きるか”に徹底して向き合っているところです。読者が保存していた抜粋を眺めていると、刺さっているポイントはだいたい共通していて、例えば「年齢ではなく好奇心が人を若くする」という視点。あるいは「TRYして失敗したほうが後悔が少ない」という行動の基準。そして「自分の愛したものをちゃんと愛して生きる」という、キューバの老ミュージシャンの話に象徴されるような在り方。どれも“努力論”ではなく、日常の選択を少しだけ変えると景色が違って見えるような話ばかりです。 個人的に、著者が50代で研究分野を切り替え、60代になって評価され始めたというエピソードはかなり勇気をもらいました。遅いとか関係なく、好奇心と執着心さえあれば、人はちゃんと伸びていく。そういうリアルな実例を聞くと、明日ちょっと新しいことを試してみようかな、という気持ちになります。 「最近、存在してるだけになってる気がする」「年齢を理由に身動きが取れなくなってる」という人には、とても静かに効く本だと思います。僕と同じく、人生の方向性に時々迷ってしまう人にこそ読んでほしい一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

後期高齢者、天涯孤独、だからどうした! 破天荒な天才数学者が実践する身体は老けても全身全霊で余生に向き合う「こころのありかた」とは 迎老に向けての笑いと元気と勇気をもたらすための心がほぐれる一冊! 残りわずかとなった人生をより豊かに過ごすために それまでの自分の価値観を捨てて「三度目の誕生」を果たそう。 経歴や肩書や大昔の自慢話は通用しない、他人を蔑んで自分を優位に見せようと 妙なマウントをとれば孤立の穴にはまり込む。 80代こそ、自分の心をまっさらにして生きなおそう! 本書の主な内容 数学に惹かれ、単身ミシガン大学に/世界を決めるのは偏差値じゃない/40代以降は多難・豊穣/自分を奮い立たせる/同窓会ですさまじきもの/人に寄りかからない付き合い/誰でも彼でも心から優しくしてはダメ/74歳、ドミニカ共和国からコロンブス騎士勲章を授与される/がんを患って見えてきたもの (本文より) 「幸福になることが人生の唯一の目的だ。そして、一日に何回微笑むことができるかが、その人の幸福を計る唯一の目安だ」(スティーブ・ウォズニアック) 私もそう思う。幸せを感じられるように微笑むためには、自分の好きなことに熱中しているか、あるいは、日々誰かを喜ばせることができてよかったと思えるような生き方をしているかだと私は思う。
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