ヨムナビ
知性の復権―「真の保守」を問う―(新潮新書)

知性の復権―「真の保守」を問う―(新潮新書)

先崎彰容

累計読者数7
平均ハイライト数 35.3件/人
star総合評価 72/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

最近、SNSを見ているだけで気持ちがざわつくという話をよく聞きます。自分だけ置いていかれているような感覚とか、世界全体がどこに向かっているのか分からない不安とか。正直、僕自身も同じで、個人の問題なのか社会の問題なのか、その境目が見えなくなる瞬間があります。 『知性の復権』は、そのモヤモヤを一段引いた視点から捉え直すきっかけになる本でした。とくに刺さったのは、気分や感情だけでは説明しきれない「世界の揺らぎ」が、僕ら個人の不安とどこかつながっているという指摘です。SNSの自己承認欲求がなぜあれほど暴走しやすいのか、国家レベルで自己像が崩れるとどんな振る舞いが起きるのか、その構造が淡々と解きほぐされていきます。読んでいて、自分の不安が急に消えるわけではないけれど、「ああ、これは自分だけの問題じゃなかったんだな」と少し落ち着ける感覚がありました。 もうひとつ印象的なのは、筆者が提示する“保守”の位置づけが、よくある政治ラベルとはまったく違う点です。利己的な個人主義に対する批判というより、バラバラになった社会の中でどうやって関係性を回復し、背筋を伸ばして生きるかという話に近い。ニュースの断片を見ているだけでは絶対に届かない、歴史と思想を通した長い視野をもらえる感覚があります。 「世界の混迷と、自分の不安がどこかでつながっている気がする」という人ほど、静かに効いてくる本だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

先崎彰容の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

この国は、どこに向かうのか――トランプ2.0に混迷する世界、不確実性と自己閉塞に揺れる令和日本の未来を洞察する待望の最新刊!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要