ヨムナビ
人間椅子

人間椅子

江戸川 乱歩

パルソラ / 2020-09-04

累計読者数7
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約3時間16分
star総合評価 28/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%

この本について

人付き合いの場に出ると、自分だけ場に馴染めていない気がしたり、他人の視線ばかり気になってしまうことってありますよね。誰もそんなこと気にしていないと頭では分かっていても、身体のどこかがずっと縮こまっている感じが抜けない。そんなときに、乱歩の「人間椅子」を読むと、あの不気味さの奥にある“他人にどう見られているかへの過敏さ”がやけに生々しく響いてきます。 抜粋を見ていると、読者が刺さっているのは、容貌や性格以前に「存在そのものが他者からどう扱われるのか」という感覚だと思うんです。乱歩はそれを、椅子の中に潜む男の視点から極端な形で描くことで、日常では見えにくい人間の距離感を浮かび上がらせます。光のある場所に出ていけない後ろめたさや、声や匂いといった生身そのものへの嫌悪や渇望が、読んでいる側の感覚に直接触れてくるんですよね。自分が人を見るときの基準や、逆に見られる側としての居心地の悪さが、少し別角度から揺さぶられる感覚があります。 この作品は、悩みを解決するようなタイプの本ではないけれど、自分と他人との境界をどう感じているかをそっと映し返してくれます。周りとうまく距離が取れず、いつも自分の輪郭が曖昧に感じる人には特に刺さると思います。読むことで、今の自分の感覚がどこから来ているのか、その手触りだけでも掴めるはずです。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

江戸川 乱歩の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不朽の名作をスマホで読みやすく! 写真と一緒に楽しむ近代文学! 女流作家・佳子の日課は、書斎に籠もり、毎朝のように届くファンレターに目を通してから執筆に取り掛かること。ある日、「私」を名乗る椅子職人の男から、1通の長い手紙が届く。不思議に思いながらも、興味を惹かれた佳子がそれを読み進めると、それは「私」の犯した罪悪の告白だった……。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要