
マネジメントの原点: 協働するチームを作るためのたった1つの原則Toppoint
堀田 創
この本について
チームで仕事をしていると、「みんな表向きは同意してくれるのに、実際は動かない」「会議で本音が出てこない」「気づけば決まったことに自分もよく納得できていない」みたいな、静かな違和感に出会うことがあります。自分が何か操作しているつもりはないのに、気づけば場が固まり、誰も異論を言わなくなる。あの空気の扱いが本当に難しいんですよね。 この本が面白いのは、そうした“空気に押し流される合意”と、“自分の選択として腹落ちした合意”をきっちり分けてくれるところです。特に、操作の不在をどう作るかの説明は刺さる人が多いはずで、善意の助言や「責任感としてどうなの?」といった言葉が、知らないうちに相手の選択肢を狭めてしまう構造が丁寧に解きほぐされています。さらに、I-messageをそのまま投げるのではなく、TONEを意識して相手と同じ地面に立ちながら語る方法は、日々の会議でそのまま使える実感があります。例えば、事実だけをまず置くとか、感情を名詞で渡すとか、提案を「どう思う?」で開いたまま終えるとか、ちょっとした工夫なのに空気の流れが変わります。 特に刺さるのは「健全な合意があれば、チームは勝手に自律し始める」という視点で、リーダーのカリスマ性よりも“仕事の進め方の設計”が成果を左右する、という指摘はかなり地に足がついています。 チームの雰囲気づくりに苦戦している人、あるいは自分の言葉がどこかで相手を縛っている気がする人にじわっと効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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堀公俊

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