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なぜ人は締め切りを守れないのか

なぜ人は締め切りを守れないのか

難波優輝

累計読者数11
平均ハイライト数 19.6件/人
star総合評価 57/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%

この本について

締め切り前になると生活がガタつく感じ、心当たりありませんか。やる気がないわけでも、計画性がないわけでもないのに、急に生活全体が締め切りに吸い寄せられていくようなあの感覚です。寝不足になったり、家の空気がピリついたり、誰かのケアを後回しにしてしまったり。振り返ると「なんで自分はこんなバタバタした時間を生きているんだろう」と思うこともあります。 この本がおもしろいのは、そんな“自分のだらしなさ”みたいな話ではなく、そもそも私たちが生きている時間と、締め切りが要求する時間が根本的にズレている、という前提から始まるところです。子どもの泣き声で寸断される時間、体調で変動する時間、他者に呼ばれて中断される時間。私たちの時間は伸び縮みしていて、一本のレールなんて最初から存在しない。そのリアルな前提に立つと、「守れないのは自分の問題」ではなく、「合わせられない時間を押しつける制度の問題」という見え方が出てきます。 もうひとつ刺さったのは、時間には本当はいくつもの“時計”があって、それを自分たちでデザインし直す余地があるという視点です。巨大プロジェクトの理不尽なスケジュールに翻弄され続けるのではなく、一度立ち止まって、本来の目的や自分の生活のリズムに目を向ける。そう思えるだけで、締め切りに対する感覚がかなり変わります。 締め切りに毎回振り回されてしまう人、忙しさの正体がよく分からないまま疲れ続けている人には、かなり響く本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【気鋭の著者による、「締め切り」をめぐる哲学的冒険!】 ●千葉雅也さん推薦! 全ての現代人が悩む締め切りをテーマに、さまざまなテーマを横断する決定的締め切り論! ・時間について:時間とはそもそも何なのか? ・計画について:昔の人はもっとのんびり生きていた ・仕事について:上司の無理な要求を逃れる方法は? ・死について:最大にして最後の締め切りを考える
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