
締め切りを作れ。それも早いほどいい。 ──時間と質を両立する仕組み
クリストファー・コックス、斎藤栄一郎
この本について
締め切りって大事なのは分かってるのに、いつの間にか余裕がある気がして先延ばししてしまう。自分でも「またやってるな」と分かるのに止められない。この本を読んでいて、一番刺さったのは、あの“余裕がある”感覚そのものが、人間のデフォルトらしいというところでした。ケーキの引換券の実験も、卒論の提出予想も、みんな同じ落とし穴にはまっている。だからこそ、悩んでいる自分だけが特別ダメなわけでもないと少し肩の力が抜けました。 そのうえで、本書は「気合で先延ばしを克服する」みたいな話にはいきません。もっと現実的です。たとえば、過去の自分の経験をちゃんと思い出すだけで予測精度が劇的に変わる話や、本番前に“ソフトオープン”を置くことで、デッドライン効果をうまく使える仕組みづくりの話。こういう、すぐ実生活に落とし込める工夫が多くて、読んでいて自分の行動のどこを変えればいいのかがイメージしやすかったです。 特に、悲観シナリオですら楽観的すぎるというあの結果は、思い当たる節がありすぎて笑えませんでした。だからこそ、「人間はそういうもの」と認めたうえでどう設計するか、という視点がありがたかった。締め切りに振り回される側から、締め切りを味方につける側に少しずつ移動していく感じがします。 タスクを前にすると固まりがちな人、計画倒れに覚えがある人には特に刺さると思います。自分の弱さを前提に設計するという発想を、初めてちゃんと実感できました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの52%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




