
人生を変える断捨離
やましたひでこ
ダイヤモンド社 / 2018-02-21
この本について
部屋を見渡したとき、「別に散らかってはいないはずなのに、なんとなく落ち着かないな」と感じること、ありませんか。忙しい日が続くと、気づかないうちに“見たくないものを見ない”状態になっていて、気力までじわじわ削られていたりします。僕もまさにそうで、片づけようとしても、どれを残してどれを手放せばいいのか判断できずに止まってしまうことが多かったです。 この本が効いたのは、「いまの自分にとって不要・不適・不快なものを手放す」という視点が、すごく具体的だったからでした。空間の一割だけ“見せる”、見えない収納は“七割まで”といった基準があると、迷うポイントが一気に減るんですよね。さらに、モノは思考の証拠品という考え方も腑に落ちました。忘れていたモノほど、放置している思考や感情とリンクしている感覚があって、それに気づくだけで心の重さが少し軽くなる。個人的には、「本棚が整ってくると、自分の思考の解像度も上がる」というくだりがかなり刺さりました。まさに視点が変わる瞬間でした。 断捨離と聞くと“捨てる技術”のイメージが強いですが、この本はもっと静かで、生活を丁寧に調えるための手引きに近いです。あれこれ買い足す前に“先に出す”という発想は、呼吸や新陳代謝と同じで、自分のコンディション作りに直結するものなんだなと実感しました。 物を減らしたいというより、“いまの自分ときちんと向き合いたい”人に、とくに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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