
How to Win Friends and Influence People (English Edition)
Dale Carnegie
Sristhi Publishers & Distributors / 2020-10-12
この本について
人と話していて、こちらにそんなつもりはないのに相手が身構えたり、気づいたら空気がピリッとしてしまうことってありますよね。指摘しただけのつもりが「責められた」と受け取られたり、頼みごとをしたいのに言葉が強くなってしまったり。自分でも理由がよく分からないまま関係がぎくりとするあの感じ、けっこうしんどいと思います。 今回の抜粋には、condemn、unappreciated、defensive、resentment、imprisoned…といった、相手が追い込まれたり、責められていると感じる場面でよく使われる語が多く並んでいました。おそらく読者の方も「人間関係の行き違いは、言葉そのものよりも、相手にどう受け取られるかで決まってしまう」という点にひっかかったのではないかと思います。カーネギーの本は、その“受け取られ方”を少しだけ柔らかくするための考え方が実践レベルで書かれていて、過度に理想論に走らないのがありがたいところです。 例えば、相手を論破するよりも、まず相手が安全だと感じられる空気をつくること。頼みごとをするときは、命令や正論ではなく、相手の立場を見た言い回しに変えること。どちらも小さな工夫ですが、これだけで人の防御反応はだいぶ下がります。私自身、職場でうまくいかない時期に試してみたら、会話の温度が少しずつ穏やかになっていきました。 「正しいはずなのに、人間関係だけがなぜかぎくしゃくする」という人に、ゆっくり効くタイプの一冊だと思います。
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