
マイ仏教 (新潮新書)
みうらじゅん
新潮社 / 2011-05-16
累計読者数7
平均ハイライト数 9.9件/人
推定読了時間 約1時間42分
star総合評価 48/100
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この本について
人の機嫌に振り回されたり、つい他人と比べて落ち込んだり、「なんで自分だけ…」と心の中でつぶやきたくなる日ってありますよね。頭ではわかっていても、感情はうまく整わなくて、結局いつものパターンに戻ってしまう。そんなときに、この本のゆるい視点がけっこう効いてきます。 『マイ仏教』は、いわゆる“正しい仏教の本”というより、みうらじゅんさんが自分の日常に仏教をどう当てはめてきたかを語るエッセイです。ただ、その語り口の裏に、「人は比較で苦しくなる」とか「自分らしさに固執するから動けなくなる」といった仏教の核心が、意外なほど実感を伴って刺さってきます。特に、相手の機嫌を取ることを“修行”として捉える視点や、老いを他人事にしてしまう心のクセを突くくだりは、日常の場面が急に立体的に見えてくる感覚がありました。 読んでいて思ったのは、自己肯定を無理に上げていくような本ではなく、「そもそもその“自分”ってそんなに固定したものじゃないよね」という肩の力が抜ける方向に連れていってくれること。自分探しに疲れた人ほど、「自分なくし」という逆方向の発想が、妙にしっくりくるかもしれません。 人間関係で「何で俺が」とつい思ってしまうタイプや、比べ癖が抜けなくてしんどい人に特に刺さる一冊だと思います。無理に悟らせようとせず、でもどこか視界が広がる。そんな距離感の本でした。
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出版社による紹介
人生は苦。世の中は諸行無常。でも、「そこがいいんじゃない!」と唱えれば、きっと明るい未来が見えてくる。住職を夢見ていた仏像少年時代、青春という名の「荒行」、大人になって再燃した仏像ブーム。辛いときや苦しいとき、いつもそこには仏教があった。グッとくる仏像、煩悩まみれの自分と付き合う方法、地獄ブームと後ろメタファー、ご機嫌な菩薩行……。その意外な魅力や面白さを伝える、M・J(みうらじゅん)流仏教入門。
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