
マグマ (角川文庫)
真山 仁
誠文堂新光社 / 2023-09-18
累計読者数4
平均ハイライト数 7.8件/人
推定読了時間 約2時間56分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%
この本について
仕事で判断を求められる場面が増えるほど、「自分はいま何を見落としているんだろう」「正しいと思って動いているけれど、本当に合っているのか」と不安になることがあります。事実と感情、責任と恐怖がごちゃっと混ざったまま、目の前の霧だけが濃くなっていくあの感覚です。 『マグマ』を読んで響いたのは、まさにその“霧の中で進むしかない人間”の姿でした。登場人物たちは、国家レベルの利権やエネルギー政策と向き合いながら、同時に自分の弱さや恐怖とも折り合いをつけていく。蛍の光や、湖面に映る月、雨の匂いといった描写に心が動いた人は、おそらく「自分もこんなふうに、混乱の中で何か小さな手がかりを見つけたい」と感じているんだと思います。理屈よりも、感覚が一瞬だけ視界を切り開く瞬間があるんですよね。 この物語が効くのは、責任の重さに押しつぶされそうな時に「知らないままの方が楽かもしれない。でも、それでも知ろうとする自分でいたい」という気持ちを静かに肯定してくれるところです。そして、利権や正義の裏にある“人の揺らぎ”が描かれているからこそ、自分の迷いもそこまで異質じゃないと思わせてくれる。 腹を括りたいのに、どこで覚悟を決めればいいのか分からない人に刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「火山」と聞いて、何を思い浮かべますか? どろどろに溶けたマグマ、もくもく上がる噴煙、轟音ともに起こる噴火、硫黄のにおいが漂う温泉、そして、災害というイメージがあると思います。世界には活火山が1500以上あり、そのうち111もの活火山がある日本は、世界でも有数の火山大国です。桜島・阿蘇山・浅間山……絶えず日本のどこかで火山活動が見られますが、地中に貯えたエネルギーを噴出する噴火は、地球が生きている惑星であることのあかしであり、火山を調べることで地球の活動を知ることができます。 本書では、「火山のできる場所」「火山とマグマ」「火山の噴火」「火山の形と種類」「火山の噴出物」「噴火と環境」「火山の研究」の7章で構成し、やさしいイラストともに火山についてのいろいろを科学的に解説しています。さらに、近年火山活動が活発化しているためニュースでも度々取り上げられていますが、火山を考える際には、災害についての話題は避けて通ることはできません。時には大きな災害を引き起こす噴火ですが、ひとたび火山が荒ぶれば人間が立ち向かう術はありません。火山噴火による被害軽減のためにも、火山のしくみを理解して、火山の状況に応じて適切な行動をすることが求められます。そうした自然の営みに関する知識や経験のつみ重ねがとても大切ですが、本書では謎に満ちて魅力あふれる火山について、イラストを使ってわかりやすく解説するのはもちろん、火山のしくみを知って火山について考えることを通して、火山を始めとする自然に対する想像力と防災力を身につけることができます。地域の火山や、ニュースにでてくる火山のことがわかるようになる一冊です。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要






