
経営の見える化 (中経出版)
小山 昇
中経出版 / 2022-10
この本について
仕事でもチームでも、「数字を共有してるのに、なぜか噛み合わないな…」と感じることってありませんか。結果は出ているのに、そこに至るまでの動きが見えないせいで、何を変えればいいのか分からない。人によって温度感もバラバラで、どこから手をつけていいのか迷う。僕自身ずっとこのモヤモヤを抱えていました。 小山さんの『経営の見える化』を読んで腑に落ちたのは、「結果だけ見ていても行動は変わらない」という当たり前のことでした。手書きのグラフのように“変化の過程”が残る形で可視化すると、良い時も悪い時も「何が起きているか」が自然と目に入る。そこから対策が早くなるし、言い訳も減る。武蔵野の仕組みがそのまま使えるわけじゃないけれど、人の心理を前提にした運用は、中小企業でも個人でも応用しやすいなと感じました。 もう一つ刺さったのは、判断の拠り所を「平均」ではなく「最頻値」に置くという考え方です。数字の世界って、どうしても“ならして”見たくなるんですが、実際にお金を払うのは「最も厚い層」。マーケットに教わるという姿勢を持つだけで、意思決定がだいぶシンプルになります。また、悪い情報が先に上がる仕組みや、昨年の自分と比べる評価軸など、現場の空気に合わせた工夫も多く、読みながら自分のチームに置き換えることが多かったです。 組織の動きが見えづらいと感じている人や、数字は共有しているのに現場が動かないと悩んでいる人にはとても刺さる一冊だと思います。結果を見る前に、まずプロセスが見えるようにする。そのシンプルさに助けられました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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