
新版 経営計画は1冊の手帳にまとめなさい
小山 昇
KADOKAWA / 2019-09-28
この本について
仕事の方針を決めるたびに、「これでいいのか」と迷ったり、チームがなかなか同じ方向を向かずにモヤモヤしたりしませんか。自分の中では筋が通っていても、現場では空振りする。このギャップにどう向き合えばいいのか、私もずっと迷っていました。 この本を読んで感じたのは、迷い続ける自分を責める必要はなくて、むしろ“決め方の型”を持っていなかっただけなんだということです。例えば、正しさよりも「早く決める」ことを優先する姿勢。完璧な答えを探して足が止まるより、仮決めでも動いてみて、お客様の反応で修正する。頭では分かっていたつもりでも、ここまで割り切っていいのかと背中を押されました。 もう一つは、価値観や勉強を「自発性に期待しない」前提で仕組み化する考え方。強制という言葉は抵抗がありますが、実際のところ、忙しい現場で学びが後回しになるのは当然で、だからこそ“やらざるを得ない環境”をつくる。社員教育の量が戦力になる、という視点はかなりリアルでした。 そして何より大きかったのは、経営計画書を「社長の願望を書くもの」ではなく、「社長がどう動くかを紙に落とす道具」として扱う点です。社員が迷ったときの道標になるのは、立派な言葉ではなく、具体的に“社長が何をどうするのか”が書かれている計画書なんだと腑に落ちました。 決められないまま時間だけが過ぎる…そんな悩みを抱えている人に静かに刺さる本だと思います。
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