
超訳ニーチェの言葉 II
フリ-ドリヒ・ヴィルヘルム・ニ-チェ, 白取春彦, and 白取 春彦
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2012-08-14
この本について
最近、物事が停滞しているような感覚が抜けないとか、起きた出来事に対して「まあ仕方ないか」と受け流しているうちに、自分の人生なのにどこか他人事みたいになる瞬間ってありませんか。僕自身そういう時期が長くて、気づけば同じ悩みの箱の中でぐるぐるしていました。 この本を読んで刺さったのは、ニーチェが「人は常に生成の途中にいて、停滞という状態は本来存在しない」と語っていたところです。何かを失う日も、生み出せる日も、怠けてしまう日でさえも、同じ線上の動きとして捉えていい。そう思えると、今日の自分に対して少しだけ態度が柔らかくなりました。また「起こったことを自分が意欲したこととして受け取る」という視点も、単なるポジティブ思考ではなく、自分の人生への関わりを取り戻す一歩として効いてきます。責任を抱え込むというより、傍観者でい続ける苦しさから抜ける感覚がありました。 さらに、苦難を遠ざけるのではなく材料として扱う、という姿勢も印象に残ります。うまく行かない日や嫌な出来事を、ただの損失として処理せずに、自分の体験として丁寧に扱うと、不思議と気持ちに芯が通る。大げさな成功論ではなく、日常の小さな動き方が変わる本だと思います。 自分のペースで前に進みたいのに、内側で足を引っ張られている感じがする人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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