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企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)

企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)

松井 博

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この本について

日々働いていると、自分の選択肢がどんどん狭くなっていくような感覚がありませんか。医療も食料も、生活の基盤みたいなものほど「値段では選べない仕組み」に組み込まれている気がして、なんとなくモヤっとしたまま放置してしまう。僕も同じで、知らないまま流されている感じが一番しんどかったりします。 この本が面白いのは、そうした圧の正体を「巨大企業がどうやって帝国のようになっていくのか」という視点で説明してくれるところです。例えば、アップルが製品だけでなく製造や販売の段階まで創造性を要求し、その結果サプライヤーが逃れられない関係になっていく構造。あるいは、食料や医療のように削れない領域ほど企業の仕組みががっちり組み込まれ、消費者がほぼ選べなくなる現実。そして国家すらその流れを止められない理由。どれも普段なんとなく感じていた違和感に具体的な輪郭を与えてくれました。 読み進めるうちに、「巨大企業が悪い」と叫ぶよりも、自分がどの立ち位置にいて、どこなら動けるのかを冷静に見つめる感覚が育っていきます。語学や専門性をどう使えば搾取される側から抜け出せるのか、個人事業主として生きるならどんな視点が必要なのかといった、現実的な示唆も多い本でした。 生活の中で、知らないうちに“仕組み”に巻き込まれている気がしている人に刺さる一冊だと思います。

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