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雄気堂々(下)(新潮文庫)

雄気堂々(下)(新潮文庫)

城山三郎

新潮社 / 1976

累計読者数4
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約6時間59分
star総合評価 50/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 48%

この本について

仕事で議論が空回りしたり、組織の進め方にばらつきがあったりして、「結局どう動けばいいんだろう…」と立ち止まることが自分にもよくあります。知識が足りないとか、立場が弱いとか、そういう理由で前に出るのをためらう瞬間も多いものです。 『雄気堂々(下)』を読んで刺さったのは、渋沢栄一たちがまさに同じような迷いの中で、それでも前へ進もうとしていた姿でした。とくに、知識よりも情熱と気概を重んじて動き出すところや、激論しながらも互いを尊重して前に進めようとする“改正掛”の空気感は、いまの自分の仕事にもそのまま持ち込める感覚があります。また、焦らずタイミングを見きわめる栄一の姿勢や、過去の因縁を引きずらない柔らかさも、日々の判断に効いてくるところでした。なにか特別な才能というより、姿勢や構え方で状況を動かしていく人だったんだな、と腑に落ちます。 派手さよりも地道さを積み重ねる人たちの物語なので、読みながら自分も少し肩の力が抜けました。組織の中で「どう立ち回るべきか」を探している人にとくに届く一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

近代日本最大の経済人渋沢栄一のダイナミックな人間形成の劇を、幕末維新の激動の中に描く雄大な伝記文学。武州血洗島の一農夫に生れた栄一は、尊王攘夷の運動に身を投じて異人居留地の横浜焼打ちを企てるが、中止に終った後、思いがけない機縁から、打倒の相手であった一橋家につかえ、一橋慶喜の弟の随員としてフランスに行き、その地で大政奉還を迎えることになる。
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