
天才の証明――天才・英雄・名人の能力の設計図
高岡 英夫
累計読者数38
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star総合評価 36/100
start序盤集中型
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この本について
最近、結果だけを追いかけている気がして、身体も思考もどこかちぐはぐなまま動いている……そんな感覚が続いていました。姿勢を直すとか、集中力を上げるとか、表面的な工夫は色々あるのに、根っこのところが噛み合ってない感じです。同じように「やってるはずなのに、何かがズレてる」と思う人は少なくないはずです。 高岡英夫さんの『天才の証明』は、そのズレの正体を“身体意識”と“ディレクト・システム”という視点で説明してくれます。読んでいて強く刺さったのは、動きや思考の質が、筋力でも気合でもなく、もっと深い設計図みたいなものに支配されているという指摘でした。例えば、自分の体を白墨に見立てると感覚が変わるという話や、日常では気づきもしない“固さ”が行動を縛っているという部分は、普段のクセにまで目が向くきっかけになりました。武術やスポーツの極限例が多く出てきますが、読みながら自分の仕事の姿勢や反応の癖まで照らされる感覚があります。 この本は、才能の話に興味がある人よりも、「自分の内部構造に一度くらい向き合ってみたい」という人に刺さります。読めばすぐ劇的に変わる、という類の本ではないけれど、読み進めるほどに“自分の動きを別のシステムが裏から操っている”という感覚がじわじわ立ち上がってきます。外側をいじるだけでは変わらなかった人ほど、静かに効いてくる一冊でした。
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