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新しいヘーゲル (講談社現代新書)

新しいヘーゲル (講談社現代新書)

長谷川宏

講談社 / 1997-05-20

累計読者数5
平均ハイライト数 28.8件/人
推定読了時間 約2時間16分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
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この本について

仕事でも人間関係でも、「なんでこんなに噛み合わないんだろう…」と感じることが続くと、つい全部を丸く収める方法ばかり探してしまいます。でも、そもそも社会ってそんなにきれいにまとまるものなのか、という疑問はずっとつきまといます。 『新しいヘーゲル』を読んでみて驚いたのは、ヘーゲル自身は“まとまり”よりも、むしろ“ぶつかり”のほうを重く見ていたという点でした。個と共同体が噛み合わないことを前提にし、その対立そのものが動きを生むと考える視点に触れると、自分のなかの「この状況はダメだ」という思い込みが少しだけほぐれます。さらに、知ろうとする道がしばしば自己否定の感覚を伴うことまで丁寧に描かれていて、迷いや停滞が必ずしも後退ではないと腑に落ちました。 社会がきれいに“合”に向かう物語に乗れないと感じてきた人ほど、この本のヘーゲル像は息がしやすいと思います。思考が現実にどう介入するのか、宗教や歴史の見方がどう変わるのかといった広がりもあって、自分の立ち位置をゆっくり整えたいときにちょうどいい距離感の本です。 「対立を避けるより、どう受け止めればいいのか知りたい人」に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

読めば本当のヘーゲルがわかる絶好の入門書。弁証法とはどんな思考法か。意識とは、歴史とは何か? 近代社会の自由と自立を求めて、道徳や宗教より「知」の優位を説いた思索を、平易な日本語で描ききる。(講談社現代新書)
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