
見仏記 (角川文庫)
いとう せいこう and みうら じゅん
KADOKAWA / 1999
累計読者数6
平均ハイライト数 1.7件/人
推定読了時間 約4時間59分
star総合評価 29/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 21%
この本について
ときどき、文化とか伝統に触れているはずなのに、「自分はいま何を見てるんだろう」と急に距離を感じることがありませんか。旅行先の寺で仏像を見ても、ありがたみを感じる日もあれば、ただの “観光っぽい空気” の中に自分だけ取り残される日もある。あのモヤモヤに説明がつかないまま、大人になってしまった人は多いと思います。 『見仏記』は、その距離の正体を軽やかに突いてきます。仏像って、いかにも日本的に見えるのに、実はずっと「帰化しない存在」だったという指摘。そこに気づくと、あの違和感が急に言語化されていくんですよね。また、私たちは仏像の所作を生活に取り込んでいない、だから“わかっているつもり”で実は身体感覚が追いついていないという話も痛いほど納得できます。さらに、阿修羅が「ある」ではなく「いる」と語られるあの温度感に触れると、ものをどう見るかって結局は立場や距離の取り方なんだなと少し心が軽くなります。 観光としての仏像ではなく、文化との「変な距離」を抱えたままの自分をそのまま連れていきたい人に向いている本です。読んだあと、寺に行くときのスタンスがちょっと変わります。寺社巡りに詳しくなくても、あの謎の居心地の悪さを言語化したい人には特に刺さると思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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出版社による紹介
見仏コンビのいとう&みうらが、仏像見物の旅を密かに再開。ある時は、四国でオヘンローラーとなり、またある時は佐渡で親鸞に思いを馳せる。またふと我に返って、男子2人旅の怪しさを文化的に考察してみたりする。2人の好奇心が向く先は、仏像だけにとどまらない……。お互いへのおかしな友情をしみじみと深め合い絆を確かめ合った、ますます充実の仏友篇!(新宿篇を特別収録)
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