
サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)
西内 啓
マイナビ出版 / 2012-03
この本について
仕事がうまくいかない時って、「自分だけ何かを間違えているんじゃないか」と焦ったりしませんか。努力しているつもりなのに成果に結びつかない、お金の使い方もなんとなくモヤモヤする、そもそも自分が何に向かって働いているのかよく分からないまま日々が過ぎる。僕自身も同じように立ち止まることがよくあります。 この本が面白いのは、そうしたモヤモヤに対して「もう答えは出ているんですよ」と学問の側から視界を開いてくれるところです。例えば、お金に関しては“貯め方”よりも“どう使うと満足につながるか”の方が幸福度に効くとか、支払う瞬間に「その要素に同じ金額を払いたいか」を思い出すだけで無駄な出費が減っていく、といった行動レベルの視点が多い。また、仕事への向き合い方も「義務」「出世の道具」「天職」という3つの見方で整理されていて、じゃあ自分はどこに立っているのか、どう動くと少し楽になるのかを考えやすくしてくれます。さらに、「感謝」「許容」「気づき」という考え方が幸福度に与える影響は大きく、寝る前にその日よかったことを3つ書くだけで思考のクセが変わるという話も、自分でも試せる範囲に落ちています。 僕は読んでいて、悩みそのものより「何に注目すれば前に進みやすいか」がだいぶ掴めました。理屈を押しつける本ではないので、日常の過ごし方を少しずつ変えたい人にちょうどいいと思います。特に、努力はしているのに空回りしている気がする人には静かに刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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