
ダメな議論――論理思考で見抜く (ちくま新書)
飯田泰之
累計読者数5
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推定読了時間 約4時間6分
star総合評価 42/100
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この本について
議論を聞いていて、「結局なにが言いたいのか分からない」「それっぽい言葉で煙に巻かれている気がする」とモヤッとすることが、僕はけっこうあります。仕事でもニュースでも、話が抽象に逃げていく瞬間に、こちらの思考が置いていかれるあの感じです。 『ダメな議論』が刺さるのは、そのモヤモヤを言語化してくれるところだと思います。読者が保存した抜粋にもありますが、専門家が混乱を悟られないように、あえて漠然とした言い回しを多用する場面や、難しそうな引用で煙幕を張る構図が淡々と説明されていて、「ああ、あれはこういう仕組みだったのか」と腑に落ちるんですよね。政策の話でも、抽象的なスローガンではなく「国際学力テストの何ポイント改善」といった具体性を軸にしないと議論がすぐに迷走する、という指摘も実務にそのまま響きます。 この本のいいところは、哲学書でも経済書でもなく、ただ“議論がズレる瞬間”を現実的に見せてくれる点です。だからこそ、会議での違和感の正体をつかみたい人や、ニュースの言葉に振り回されがちな人にはとくに刺さると思います。議論をうまくするための武器というより、「どこでおかしくなるのか」を静かに見抜くための視点をくれる本でした。
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出版社による紹介
ニート問題から財政赤字、平成不況まで、いかにももっともらしい議論がメディアを飛び交っている。じつは国民的「常識」の中にも、根拠のない“ダメ議論”が紛れ込んでいる。そうした、人をその気にさせる怪しい議論を、どのようにして見抜くか。そのための五つのチェックポイントを紹介し、実例も交えながら、ダメな議論の見抜き方を伝授する。論理思考を上手に用い、真に有用な情報を手にするための知的技法の書である。
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