
ウェブで政治を動かす! (朝日新書)
津田 大介
朝日新聞出版 / 2012-11
この本について
政治のニュースを見るたびに、「なんでこんなに裏側が見えないんだろう」とか、「自分たちの意見なんて届かないよな…」みたいな気分になることがあります。関心はあるのに、参加の仕方が見えなくて距離が縮まらない。僕もずっと同じところで止まっていました。 『ウェブで政治を動かす!』を読んで驚いたのは、政策が決まる場の“現実”が思っていた以上に閉ざされていること。そして、そこにソーシャルメディアが割って入る余地が本当に生まれているということでした。審議会の9割が退屈な会議になっているとか、懸念が十分に検討されないまま法案が国会に出される話はショックですが、一方で、タイムラインを紙で持っていっただけで会見がオープンになった事例など、意外とシンプルな介入で状況が変わる瞬間も描かれています。政治家のITリテラシーや市民からの“洗練された民意”の届け方など、距離の縮め方が具体的に見えてくるのがこの本の強さだと思いました。 大きなことをしなくても、参加コストをどう下げるか、どんな言い回しなら届くのか。そういう日常的な工夫のヒントが見つかる一冊です。政治に“無関心ではいたくないけど、どう関わればいいのか分からない人”に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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