
オレたちバブル入行組
池井戸 潤
累計読者数33
平均ハイライト数 3.9件/人
推定読了時間 約6時間36分
star総合評価 55/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 57%
この本について
仕事をしていると、理不尽な評価や、耳の痛いことを言っただけで空気が険しくなる場面ってありますよね。やるべきことはやっているのに、組織の事情や上司の気分で立場が揺れるあの感じ。割り切れないまま帰り道でずっと引きずってしまう、そんなモヤモヤに覚えがある人は多いと思います。 『オレたちバブル入行組』を読んでいると、その理不尽さが生々しいほど描かれていて、自分の抱えていた怒りや不安が言語化されていく感覚があります。半沢が「事実を伝えただけなのに、報告した側が責められる」という場面や、「肩書きに頼っていた取引先との関係が一気に変わる」場面は、フィクションのはずなのに現場で見た光景をそのまま映しているようでした。組織にいると忘れがちな“人事は必ずしも公平じゃない”という冷水も、妙に現実的に沁みてきます。 でも、この作品がただの鬱憤晴らしで終わらないのは、半沢が毎回「どうすれば相手の言いなりにならず、理不尽と戦えるのか」を具体的に示してくれるところです。目をそらさず数字を追い、言うべきことは正面から言い切る。その姿勢を読みながら、自分の仕事にも小さく持ち帰れる部分が確かにありました。 組織の理不尽に心がすり減りつつ、それでも踏ん張りたいと思っている人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
崩壊した銀行不倒神話。給料もポストも減り、逆境にさらされても―銀行員(バンカー)よ、顔を上げろ!融資課長・半沢直樹の意地と挑戦を描く痛快長篇。
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