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超思考

超思考

北野武

幻冬舎 / 200904

累計読者数11
平均ハイライト数 18.4件/人
推定読了時間 約2時間8分
star総合評価 66/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 51%

この本について

最近、周りの空気に合わせすぎて、自分が何を感じていたのかよくわからなくなる瞬間ってありませんか。仕事でも日常でも、「まあみんなそうしてるし」と流されて、後から妙な後味だけが残る。頭では違和感があるのに、言葉にできないまま時間だけが過ぎていくあの感じです。 北野武さんの『超思考』は、そのモヤモヤに正面から切り込んでくる本です。正確には、慰めてくれるというより、少し乱暴なくらいの言葉で「自分の頭で考えるってこういうことだろ」と揺さぶってくる。たとえば、みんなが右に動いたら絶対にそっちへは行かない、という姿勢。行列に並ぶレジャー文化や迎合する大人への批判。ただの反骨ではなく、「離れた位置から見たとき、自分の恥ずかしさにやっと気づける」という視点が芯にあります。 また、「苦しいからこそ助け合う」という話にあるように、今ほど守られた社会になっていなかった時代の感覚が、逆に今の生きづらさを照らしてくれる部分もあります。助け合いや覚悟の話が湿っぽくならないのは、著者自身が誰かに媚びない姿勢を貫いてきたリアルがあるからだと思います。そこに妙な説法めいた偽善がない。 結局この本は、世の中への文句を言うための本ではなく、群れの勢いに飲まれそうになったときに一度立ち止まるための“角度”をくれる一冊です。ランキングや口コミを見てから選ぶ自分に違和感がある人、あのままの流れに乗っていていいのか不安になる人には、とても静かに効きます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

バラ色の夢を語っても意味はない。人の世を生き抜く最低限の力をつけろ。思考停止した全国民に捧ぐ、比類無き天才・北野武の現代社会を読み解く新視点! 本文中の極端な意見、過激な言説は、あくまで読者の大脳皮質を刺激し、論理的思考力及び倫理的判断力を高めることを目的とする意図的な暴言であり、北野武の個人的思想、政治的見解と必ずしも一致するものではありません。暴言の裏が読みとれない、冗談の意味がわからない、無性に腹が立つなどの場合、ただちに読書を中止することをお勧めします。
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