
父として考える (生活人新書)
東 浩紀 and 宮台 真司
累計読者数5
平均ハイライト数 24.2件/人
推定読了時間 約5時間5分
star総合評価 66/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 46%
この本について
子どもを育てたり、働き方を考えたり、住む場所を選んだり。どれも日常のことなのに、いざ向きあうと「これでいいのかな」と足が止まります。自分の育ってきた環境ともずいぶん違うし、周りの価値観とも噛み合わない。そんなときに、この本の会話に何度か救われました。考え方の正解を示すというより、視界の死角をそっと照らしてくれる感じがあります。 たとえば、子どもを「ノイズ」と感じてしまう背景に、住環境や人との距離感があるという話。自分の性格の問題だと思っていたことが、もっと構造的な要因と結びついているとわかると、肩の力が抜けます。あるいは、子どもの人間関係が「資源」だという視点。お受験をどうするか迷っていたとき、結果よりもその選択が人間関係をどう変えるかを考えることのほうが大事なんだ、と腑に落ちました。そして、育児を通して都市の景色が変わって見えてくるという話も、日々の移動のイライラに名前がついたようで安心しました。 この本は、育児や家族の話をしているのに、実は「どう生きる環境を整えるか」というもっと広い問いに触れています。子育ての正しさより、自分の感覚の由来を確かめたい人に刺さると思います。自分の悩みが、もう少し立体的に見えるようになる一冊です。
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出版社による紹介
娘ができて初めて見えた日本社会の問題点とは?若者の非婚や少子化をいかに乗り越えるか?育児体験の比較から、教育問題や男女のパートナーシップのあり方までを論じ、「子ども手当」など保育支援策を検討。ツイッターなど新メディアを利用した民主主義の新たな可能性まで、今日の知的課題をも浮き上がらせる白熱の討論。
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