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コンテナ物語

コンテナ物語

マルク レビンソン and 村井 章子

日経BP / 2019-10-25

累計読者数21
平均ハイライト数 14.8件/人
推定読了時間 約6時間56分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

仕事で新しい仕組みを入れようとすると、結局は既存のルールや業界の「空気」に押し戻される…そんな経験、僕自身けっこうあります。効率のはずが秩序優先になったり、誰のための改革なのか分からなくなるあの感じです。 『コンテナ物語』は、そのモヤモヤを歴史の側から整理してくれます。読んでいて刺さるのは、コンテナが“技術”だけの話ではなく、制度や労使の関係、企業文化まで巻き込まないと前に進まなかったという点です。コンテナのメリットを皆が理解していたのに、既存企業や政府が守るべきものの多さに足を取られた姿は、現代の職場の縮図にも見えます。また、マクリーンが「船ではなく貨物を見る」発想に切り替えた瞬間、世界の輸送が一気に動き出すところは、視点をひとつ変えるだけでゲームのルールが書き換わる体験に近いものがありました。 さらに、コンテナによって輸送費が下がり、交渉力のバランスや産業構造まで変わっていく過程は、自分の仕事がどこにつながっているのかを改めて考えさせられます。イノベーションは単なる「新しいもの」ではなく、社会がそれを受け入れる準備が整うまでの長いプロセスなのだと実感します。 変えたいと思っても動けないとき、「構造のほうが人より強い」瞬間をどう扱うか悩んでいる人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

■ビル・ゲイツの推薦の言葉 「二〇世紀後半、あるイノベーションが誕生し、全世界でビジネスのやり方を変えた。ソフトウェア産業の話ではない。それが起きたのは、海運業だ。おそらく大方の人があまり考えたことのないようなそのイノベーションは、あの輸送用のコンテナである。コンテナは、この夏私が読んだ最高におもしろい本『コンテナ物語』の主役を務めている。コンテナが世界を変えていく物語はじつに魅力的で、それだけでもこの本を読む十分な理由になる。そのうえこの本は、それと気づかないうちに、事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれるのである。」 世界経済とグローバル貿易を飛躍させた「箱」の物語として、国際物流の生きた教科書として2005年の刊行(日本語版は2007年)以来、版を重ねてきたロングセラー、レビンソン『コンテナ物語』の最新情報を加えた改訂版。前回から10年以上を経て、コンテナ船の巨大化が進み、世界の港湾も巨大化・自動化が進んできた。米中貿易戦争の激化もあり、コンテナの将来は予断を許さない。解説・森川健(野村総研)
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