
もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
雲 黒斎
サンマーク / 2013-08
この本について
仕事や人間関係でつい感情を抑え込みすぎて、気づけば「何を感じているのか」すら分からなくなることがあります。頭では整理しているつもりなのに、心は置いてきぼりのまま。僕自身、こういうズレにしんどさを感じる時期が長くありました。 この本が面白いのは、「出来事が感情を生むんじゃない、もともと中にあったものが出てきただけ」という視点をくれるところです。無理に前向きになる必要はなくて、まずは泣く・怒る・笑うといった素直な反応を取り戻すことから始まる。そこが腑に落ちると、「いま」を味わうってこういうことか、と少しだけ実感に近づきます。また、義務や我慢で動く癖がついている人にとっては、「どっちがよりLOVE・THANKS・ENJOYか」という問いが、意外なほど行動を軽くしてくれます。抽象的に見えて、日常の選択で使いやすいんですよね。 読みながら、頑張る方向に力が入りすぎていたことにも気づかされました。幸せを“取りに行く”というより、不幸と結びつけている観念をそっと外すだけで、余白みたいなものが生まれる。そこでようやく自分が何を感じているのかが動き出す。そんなふうに、意識の立ち位置を少しずつ調整していく本だと思います。 自分の感情の扱い方に疲れてしまった人、あるいは「いまに戻る」って結局どういうこと?と立ち止まっている人には、ちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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目次
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