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「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)

「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)

田嶋 幸三

光文社 / 2007-11

累計読者数5
平均ハイライト数 21.6件/人
推定読了時間 約4時間44分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%

この本について

仕事でも育児でも、人に何かを伝える場面で「あれ、ちゃんと届いてないな」と感じることが増えてきました。こちらは分かっているつもりでも、相手の反応が薄かったり、言葉が足りなくて誤解を生んだり。自分の中の考えを言葉にする力って、意外と鍛える機会がないまま大人になっている気がします。 この本が面白いのは、サッカーの話をしているようでいて、結局は「人が育つ環境のつくり方」と「言葉の扱い方」の本になっているところです。たとえば、子どもに対してあえて察しの悪い大人を演じる話は、つい先回りしがちな自分の癖に刺さりました。相手に言葉を与える前に、自分で組み立てる時間を渡せているか。仕事の場でも同じことが起きていると気づきます。また、「ならぬことはならぬ」と明快に伝える重要性も印象的でした。曖昧なまま流すと、結局は相手の判断力を奪ってしまうんですよね。 読んでいていちばん残ったのは、エリートとは特権ではなく、前に立って能力を使い、社会に奉仕する側の人間だという視点です。これはサッカーに限らず、チームで働く誰にとっても向き合わざるを得ないテーマだと思います。言葉の強さや明快さを避けずに持つこと。その態度が周りを引き上げる、という感覚が腑に落ちました。 自分の考えを整理して伝えるのが苦手だと感じる人、あるいは指導や育成の場で言葉に伸び悩んでいる人には、特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「そのプレーの意図は?」と訊かれたとき、監督の目を見て答えを探ろうとする日本人。一方、世界の強国では子どもでさえ自分の考えを明確に説明し、クリエイティブなプレーをしている。日本サッカーに足りないのは自己決定力であり、その基盤となる論理力と言語力なのだ。本書は、公認指導者ライセンスやエリート養成機関・JFAアカデミー福島のカリキュラムで始まった「ディベート」「言語技術」といった画期的トレーニングの理論とメソッドを紹介する。
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