
SONYとマッキンゼーとDeNAとシリコンバレーで学んだグローバル・リーダーの流儀
森本作也
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 201311
この本について
仕事でチームを動かす立場になるほど、「言っているつもりなのに伝わらない」「メンバーと同じ景色を見られていない気がする」というモヤモヤが増えてきませんか。自分のリーダーシップが弱いのか、そもそも組織の前提がズレているのか、その判断さえつかなくなる瞬間があります。 この本を読んでまず救われたのは、“言葉を磨けばいい”という単純な話ではなかったことです。抜粋にもあるように、強いリーダーは立派なスローガンよりも、日常的にメンバーと時間と空間を共有しながら、世界観を少しずつ揃えていく。その地道さが欠けていたことに気づきました。また、アメリカ式の「レンガ塀型」と日本の「石垣型」という組織設計の違いは、自分がどこで無理していたのかをはっきりさせてくれます。責任の置き方や役割の決め方が文化でここまで変わるなら、うまくいかないのは自分の性格のせいだけじゃない、と少し肩の力が抜けました。 さらに、シリコンバレーの人たちが「俺の社長にふさわしいかを見極める」という姿勢でリーダーを見るという話は、自分が部下に“働かされている感”を出していないかを考えるきっかけにもなります。伝え方より、そもそも自分の立ち位置の示し方が問われている感じです。 組織に違和感を覚えたり、異文化の中でどう振る舞えばいいか迷っている人にはしっくりくると思います。私もその一人でしたが、読み終える頃には、自分がどんな前提で働いているのかをようやく言葉にできました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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