
カウンセリングを語る(上) (講談社+α文庫)
河合隼雄
講談社 / 1999-10-20
累計読者数8
平均ハイライト数 28件/人
推定読了時間 約3時間28分
star総合評価 63/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%
この本について
最近、人の相談に乗る場面で「どこまで踏み込んでいいんだろう」とか、「わかるつもりで聞いているけど、本当にわかっているのか自信がない」といったモヤモヤをよく聞きます。僕自身も、人を支えたいと思うほど空回りしてしまうことがあって、そのたびに自分の立ち位置が揺れる感覚があります。 河合隼雄の『カウンセリングを語る(上)』は、そういう“揺れたままの自分”でいてもいいのだと教えてくれる本でした。印象的なのは、まず「対等で向かい合うこと」の重みを曖昧にせず語ってくれるところ。助けようと力むより、相手が動ける余白をどう残すかを考える視点がもらえます。そしてもうひとつは、共感や受容が大事だと言いながらも、そこに甘さが混ざると相手の成長の芽をつぶしてしまうという指摘。耳が痛いけれど、現場でよく起きる悩みにまっすぐ向き合ってくれます。さらに、「自分がどこまでできてどこからできないか」を直視する姿勢が随所にあって、背伸びしない関わり方のヒントにもなるんですよね。 人を支えたいけれど、できる自分を演じたくはない。そんな人にとっては、とても落ち着く読み物だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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出版社による紹介
大人も子どもも心にさまざまな重圧がかかっているいま、カウンセリングや心理療法に心のケアを求める声が大きくなってきている。本書は、カウンセリングとはどういうものかから、いかに悩みや苦しみを受けとめ、対処していくかまでを根本から語っている。(本作品は一九八五年四月、創元社から刊行されたものを、文庫収録にあたり再編集したものです)
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