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ホンダ イノベーションの神髄

ホンダ イノベーションの神髄

小林 三郎

日経BP / 2012-07-30

累計読者数3
平均ハイライト数 26.7件/人
推定読了時間 約4時間34分
star総合評価 63/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事で新しいことをやろうとすると、急に足がすくむ瞬間がありませんか。自分の考えがどれだけ通用するのか分からないし、周りの経験豊富な人たちの「昔やったけど無理だったよ」という一言に気持ちを折られたり。それでも、何かを変えたい気持ちは消えないまま残り続ける。僕自身、このモヤモヤをずっと抱えていました。 『ホンダ イノベーションの神髄』を読んで刺さったのは、「本質を突き詰めるには時間がかかるし、現場・現物・現実からしか始まらない」というごく当たり前の姿勢です。派手なアイデアよりも、まず自分は何を大事にしたいのかを言葉にしていくプロセス。その上で、若い人の“未来知”を信じてくれたり、「言われた通りにやる」のではなく「自分の判断を持て」と背中を押してくれる空気がある。この組み合わせが、次に踏み出すときの支えになる感覚がありました。議論で詰まったときに「一言でいうと何?」と迫られるシーンなんて、読んでいて胃が痛くなるほどリアルですが、ああいう訓練が結局は自分の軸をつくるんだと思います。 もう一つ大きかったのは、短期の効率化が必ずしも未来への投資にならないという視点です。ムダを削って数字を良くしても、数年後には誰も責任を取らない。むしろ「10〜15年先に何を残すか」が経営の本質だという話は、日々の仕事の優先順位を見直すきっかけになりました。 この本は、奇抜なアイデアを求めている人よりも、「自分の中に芽はある気がするけど、どう育てたらいいのか分からない」という人に刺さると思います。僕と同じように、迷いながら進みたいタイプにはかなり心強い一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「イノベーションを成功させるために何をすべきか」を明らかにするのが本書の狙いです。著者は元ホンダの技術者で、周囲に反対されながら16年間にも及ぶ技術開発を続け、日本初のエアバッグの商品化を実現させました。 ホンダには、イノベーションを成功に導くための企業文化と仕掛けがあり、「ワイガヤ」「三現主義」「ホンダフィロソフィー」などがよく知られていますが、それを単純に解説するだけでは「成功のためにすべきこと」を明らかにできません。本書は、ホンダの開発現場を知り尽くした著者が、こうした企業文化や仕掛けの内容だけにとどまらず、実際の技術開発プロジェクトの最前線で、それらがどう作用し、その結果、いかにしてイノベーションを加速させているかを徹底的に追求することで、ホンダのイノベーションの神髄を明らかにしていきます。 あたかもホンダの技術開発に立ち会うような臨場感。自分の意見をはっきりさせないで上司に頼ると「俺が死ねといったなら、おまえは死ぬのか」と叱咤され、落ち込んだ時には「キミには500億円の価値がある」と持ち上げられる。そして、「ああ、2階に上げられて、はしごを外された」とぼう然とたたずむ技術者がいる。まるで挑戦者たちの息遣いが聞こえてくるようです。 本書は、『日経ものづくり』誌で読者から圧倒的な支持を受けた連載を基にしたもの。一部を日本経済新聞電子版に連載し、こちらでも大人気に。待望の書籍化です。
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