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遊歩大全 (ヤマケイ文庫)

遊歩大全 (ヤマケイ文庫)

コリン・フレッチャー and 芦沢 一洋

累計読者数11
平均ハイライト数 11.4件/人
推定読了時間 約19時間29分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、散歩はしているのに気持ちが晴れないとか、街を歩いても同じ景色ばかりで頭が回らない…そんな感覚になることがありませんか。僕もずっとそうで、「動いているのに停滞してる感じ」が抜けない時期が長く続きました。そんなときに出会ったのが『遊歩大全』でした。ただのアウトドア指南ではなく、歩くことそのものをもう一段深く見るための視点が静かに置いてある本です。 読みながら刺さったのは、まず「都会の感覚がすべてのリアルではない」と淡々と示してくれるところ。山の静けさや、身体が限界に近づいたときに見える景色こそ、むしろ僕らの感覚をまっすぐにするのでは…と気づかされます。また、装備や体力づくりの話が丁寧に書かれているのに、最後は結局“感じ取れるかどうか”に戻ってくるのが妙に腑に落ちました。正しさより、自分の足で確かめることを促される感じです。 そしてもう一つ大きかったのは、「未知への恐れをどう扱うか」という視点。山奥に行くことだけじゃなく、新しい環境や選択に一歩踏み出すときの不安にもそのまま効きます。準備する、限界を知る、それでも少し前に出る。その地味な積み重ねを肯定してくれる本でした。 日々の暮らしにちょっと息苦しさを感じている人や、「もっと広い視野がほしいけど何を変えていいのかわからない」人には特に刺さると思います。歩くというシンプルな行為から、思いのほか大きな余白が生まれることを教えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1974年に出版され、バックパッカー、ハイカーのバイブルとして全米で圧倒的な支持を得たコリン・フレッチャー著“The New Complete Walker”の日本語版を完全覆刻。ウィルダネスを歩く技術と用具を集大成し、自然の中で生きる思想に踏み込んだ内容は、時代を超えて「自然を歩き、山野に夜を過ごす」歓びを語りかける。
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