
散歩哲学 よく歩き、よく考える (ハヤカワ新書)
島田 雅彦
早川書房 / 2024-02-21
累計読者数12
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約2時間36分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 18%
この本について
最近、仕事の予定に追われすぎて、気づいたら一日が「誰かに使われた時間」で終わってしまうことがありませんか。家に帰っても頭がざわざわして、休んでいるのか考えているのか自分でもよく分からないまま寝落ちする…僕はまさにこのパターンでした。 そんなときに読んだ「散歩哲学」は、何かを成し遂げるための本というより、「暇と退屈を自分のものに戻す」という発想をくれました。散歩は暇つぶしではなく、自分を取り戻す最初の行動だ、と言い切るあたりが妙に腑に落ちます。歩いているときに勝手に浮かんでくる雑多な思考も、ぼんやりしたままの気配も、それ自体が意外とクリエイティブなんだと認めてくれる感じがあるんです。読書も散歩も「世界を読む行為」という捉え方は、忙しさで固まった頭がゆるむ感覚がありました。 そしてもう一つ刺さったのは、移動する自由や、匿名のまま街を歩く感覚を大事にしているところです。誰の役にも立たない時間を抱え込むのは案外難しいけれど、そこにこそ自分の視点が育つ余白がある。気宇壮大なことを考える余裕なんて最近ないな…と思っていた僕には、ちょうどいい距離感で背中を押してくれました。 忙しいけれど、せめて思考だけは誰にも支配されたくない人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
人類史は歩行の歴史であり、カントや荷風ら古今東西の思想家・文学者も散歩を愛した。毎日が退屈なら、自由を謳歌したいなら、インスピレーションを得たいなら、ほっつき歩こう。新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴る徘徊エッセイ
読んだ内容を、もう忘れない。
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