
OPENNESS(オープネス) 職場の「空気」が結果を決める
北野 唯我
ダイヤモンド社 / 2019-11-27
この本について
仕事をしていると、「本音ではこう思ってるのに、口に出すと空気が悪くなる気がする」とか、「上司は“自由に言っていい”と言うけど、結局歓迎されないよな…」みたいな微妙な葛藤にぶつかることがあります。自分だけが感じてる違和感かと思うときもあるけれど、実は組織の“空気のつくり方”そのものに原因があることも多いんですよね。 『OPENNESS』は、その空気の正体を「期待値」と「情報の透明性」という具体的な軸で説明してくれる本でした。読んでいて刺さったのは、まず「言っていることと実態のズレ」がある組織ほど、人が疲弊していくという話。社外にはかっこいいことを発信しているのに、社内ではまったく違う…というケースは、働く側の満足度を一気に下げるそうです。ああ、あの現場のモヤモヤはこれだったのかと納得しました。 もう1つは、「期待値をどうコントロールできているか」で満足度が決まるという指摘。環境が厳しくても、最初から正直に示されていればギャップが生まれにくい。逆に“いい会社っぽさ”だけが先行していると、入ってから苦しくなる。これは自分自身の転職やチームづくりでも、そのまま当てはまる感覚がありました。 そして何より、この本が役に立つのは「オープネスは努力論ではなく、“設計”の問題だ」と教えてくれるところです。人間の弱さを前提にしないと、正直な意見交換なんて続かない。だからこそ、鍵をかけるように“仕組み”で支える必要がある。この視点はけっこう救われました。 職場の空気に振り回されがちな人、あるいはチームをまとめる立場で「なぜうまくいかないのか」が言語化できない人には、とくに刺さると思います。私自身、読んでから人間関係の見え方が少し変わりました。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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