
投資バカの思考法
藤野 英人
SBクリエイティブ / 2015-09-10
この本について
仕事でも投資でも、「見えているはずなのに判断できない瞬間」ってありませんか。数字は追っているつもりなのに腹が決まらないとか、始めなきゃと思いながら気づけば数カ月たっているとか。僕も同じで、迷い続ける時間のほうが長いです。 この本が助けになるのは、派手な成功法則ではなく、判断の土台を静かに整えてくれるところでした。たとえば、すぐ客観視しようとして空回りするときに、「主観から逃れられないなら、せめて主観から離れる努力をする」という一文が刺さりました。完全な客観などそもそも無理で、だからこそインプットを変えて視点の数を増やす。その姿勢だけなら明日からでも持てるな、と腹落ちしました。 もうひとつは「はじめる前の摩擦」の話。動き出す前がいちばんエネルギーを食うのは仕事も投資も同じで、三日坊主でも途中で止まってもいいから、とにかく一歩踏み出す意味を丁寧に書いてくれています。やらない期間の自分を否定しないスタンスなので、読みながら少し肩の力が抜けました。さらに、損切りの「簿価を忘れる」という視点も、過去の判断に引きずられて動けなくなる日常そのものに効きます。 投資の本ではあるのですが、実際に読んでみると「判断の癖を見直したい人」にいちばん刺さる内容でした。未来が見えないときの立ち止まり方が、具体例を交えて語られているので、自分の仕事にそのまま置き換えやすい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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