
中国化する日本 増補版 日中「文明の衝突」一千年史
與那覇 潤
累計読者数7
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star総合評価 34/100
start序盤集中型
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この本について
最近、「日本ってなんでこういう空気になるんだろう」とか「自分の居場所がどこにあるのかよく分からない」といったモヤモヤを抱える人、多い気がします。制度や文化の話になると急に抽象的になりがちですが、実際のところは日々の働き方や価値観のすれ違いに直結していて、その理由を自分の言葉で説明できないまま積み重なっていくんですよね。 この本が面白いのは、日本と中国の歴史を並べて見ることで、いまの日本社会にある「自由なようで自由じゃない感じ」とか、「多様性に寛容なようで、居場所は固定されがち」という感覚に、意外な背景が立ち上がってくるところです。中国は大胆に自由化しつつ政治は一極支配、日本は思想はゆるいけれど居場所の移動が難しい。そんな対照を知ると、いまの働き方の制約や、生き方の選びにくさも少し違う角度から見えてきます。さらに、なぜ中国で議会政治が育たず、逆に西洋が逆転できたのか、といった大きな歴史の流れも「現代の空気の源流」として読めて、腑に落ちる部分が多いです。 歴史の話なのに、仕事と生活の違和感の説明書みたいに読めるのがこの本の魅力で、「社会の成り立ちをもう少し構造的に知りたい人」にとくに刺さると思います。
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