
静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話
宇野常寛、猪子寿之、落合陽一、尾原和啓、門脇耕三、駒崎弘樹、根津孝太、吉田浩一郎
この本について
「変えたい気持ちはあるのに、べき論ばかり語って前に進めていない気がする」「何か新しいことをやりたいけど、今の社会の仕組みを前にすると気持ちがしぼむ」。そんなモヤモヤを抱えているときに、この本の言葉が妙に現実的に刺さりました。著者たちは理想を語るだけでなく、どう動けば実際に世の中が変わるのかを、かなり泥くさく語っています。 たとえば、代替案をセットにした動き方の話。デモをして終わりではなく、制度をつくる側と同じ土俵に立って筋道を示す重要さを、具体的なプロセスで描いてくれます。また、正面からぶつかれない相手には、外側で小さく成功事例をつくり、それを制度につなげていくという視点も印象的でした。現場で成果をつくりながらロビイスト的にふるまうことで、意思決定の回路に入り込む。その発想は、個人にとっても十分応用できるはずです。 さらに、「日本らしさ」といった抽象的な看板に振り回されず、自分の手でつくったものや関わったプロジェクトそのものに意味を置けばいい、という考え方にも救われました。過去の物語や肩書きにすがるより、今つくるものが未来の文脈を決めていく。その感覚は、行き詰まりを感じているときほど効きます。 変えたい思いはあるけど、どこから手をつければいいか迷っている人に刺さる一冊です。理想論と実務のあいだで立ち止まりがちな自分に、少し前へ踏み出す視点をくれました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
読書の順序
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