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夏美のホタル (角川文庫)

夏美のホタル (角川文庫)

森沢 明夫

KADOKAWA / 201701

累計読者数15
平均ハイライト数 7.9件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 52/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 35%

この本について

最近、人と比べて落ち込んだり、身近な人との関係が雑になっている気がして「このままでいいのかな」と立ち止まる瞬間が増えていませんか。忙しさに流されると、いま目の前にいる人を大切にする感覚がどこか薄れてしまうんですよね。僕もよくやってしまいます。 『夏美のホタル』を読んでいて刺さったのは、登場人物たちが特別なことをしているわけではないのに、人との関わりの一瞬一瞬がじんわり胸に残るところでした。たとえば「他人と比べちゃうと満ち足りているものを忘れちゃう」という素朴な言葉や、「別れの時を思いながら、いまを慈しむ」という姿勢。それが説教ではなく、田んぼ道の風景や名前に込められた思いといった具体的なシーンを通して積み重ねられていくので、不思議と自分の生活にもそのまま置き換えられるんです。 さらに、仏師としての仕事や、ものづくりに向き合う人たちの姿も印象的で、「やり抜くってこういう感覚なのか」と静かに考えさせられました。努力や覚悟を語る場面もあるのに、重たくなくて、むしろ自分のペースで進めばいいのかもしれないと思えてくるのがこの作品の良さだと思います。 人との距離感に迷っている人、身近な大切さをもう一度確かめたい人には、ゆっくり効いてくる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに……。心の故郷の物語。
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